ことばから誤解が生まれる/飯間浩明

文章でも会話でも、送り手と受け手との間で様々な誤解が生じることがある。諸例をひきながら、何故誤解が生まれるのか、それを避けるにはどうしたら良いのかを実践的に述べている。
「正確な情報伝達は伝達する側に責任がある」というのはワタクシが先輩から言われたことだが、知識や価値観の似通った人との間では確かにそのとおりであろう。
「一を聞いて十を知る」「以心伝心」という世界は素晴らしいし、そう願いたいものである。しかし現実社会はそう巧くはいかないものだ。本書の教えが少しでも広まれば良いのだが。