町田健「まちがいだらけの日本語文法」講談社現代新書(2002年) ISBN:4061496182

 中学・高校で教えられる「国文法」の様々な誤りとその改善点を述べ、文法を正しく理解するよう導いている。「文節」「主語」の定義が曖昧だ、という指摘は的を射ている。また、国文法における様々な定義・分類が何のために必要なのかを改めて知ることができた。
 丸暗記で試験を乗り切ったけれど、文法を正しく知れば文章の理解もさらに進むのだ、という当たり前の事実をもっと皆が心得るべきだろう。