山折哲雄「こころの作法」中公新書(2002年) ISBN:4121016610

 江戸時代から明治維新軍国主義を経て現代へ…。移りゆく時代の中で、日本人の心のあり方を問う一冊。過去の事件や文学に描かれている「義理」と「人情」、そんないささか時代がかった言葉が象徴する社会と個人のせめぎ合いを見つめている。
 日々の心得として、『含羞』という言葉をもう一度かみしめてみたい。そんなことをぼんやり感じ取った。