泡坂妻夫「大江戸奇術考」平凡社新書(2001年) ISBN:4582850839

 江戸時代を中心に、手妻と呼ばれた手品やからくり、舞台装置など、日本に古くから伝わる伝統芸能の「種」や「しかけ」を解説した本。その多くの手法が現代にも形を変えて残っていることに驚きを覚える。
 卑弥呼以来、為政者には奇術的才能が求められているようだ。しかし今では詭弁的才能しか持ち合わせていないようで....。