8人10代の
女性天皇。即位までの経緯や在位中の情勢、その人となりなど、ほとんど知られていないかの人々と素顔と功績に迫った一冊。
奈良時代までの6人については歴史の授業でも教えられた記憶があるが、江戸期にも2人在位していたということは(恥ずかしながら)知らなかった。男尊女卑の風潮の中、厳しい立場にいたであろうことは昨今の
皇室典範改正
論議の一端からも伺い知ることができる。
天皇制そのものの是非についてはここでは論じないが、女系
女性天皇がいたっていいんじゃないかと考えさせられた。本書刊行後、
秋篠宮家に男子が産まれたのは瑞祥なのかそれとも……。