マユツバ語大辞典/塩田丸男

マユツバ語大辞典 (新潮新書)

マユツバ語大辞典 (新潮新書)

 眉にツバをして聞かなければならない美辞麗句、その場しのぎの言い逃れ、聞こえの良い言葉で本質を隠そうとする比喩――世間に溢れる「マユツバ語」とその本質を著者が斬りまくる一冊。評論家としての視点からばかりでなく、庶民感覚的立場からも厳しい指摘が列挙され、微苦笑と共に読み進むことができた。
 古から「巧言令色スクナシ仁」と申します。その類の言葉には注意をしなくては。