偽善の医療/里見清一

偽善の医療 (新潮新書)

偽善の医療 (新潮新書)

 予防・治療・療養等々さまざまな場面における医療現場に蔓延る「偽善」の数々を、現役臨床医が本音で斬りまくる。身内を癌で亡くした者という立場から読み進めたが、一々納得することばかり。
 結局のところ、医療とは科学よりもずっと泥臭い人間関係の中にあるものなのだろう。