ウェブはバカと暇人のもの/中川淳一郎

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)

著者の結論は書名に集約されている。自身の見聞・実体験をもとにそれを明らかにしていく一冊である。

匿名性に由来するワルノリや根拠のない風説流布がネット世界には溢れており、そこには性善説は通用しないのだ。
ネットの影響力も既存マスコミは大きく評価しているが、TVには全くかなわない(むしろTVでの話題がネットでも話題になっている)のであり、広告媒体としても適当なものではないということを著者は力説している。
ネット社会の行く末は、決して明るいものではない。そんな著者の見解に、ワタクシも頷くところ大なのでありました。