田中秀一「『コレステロール常識』ウソ・ホント」講談社ブルーバックス(2005年) ISBN:4062574659

 「コレステロール値は低いほど良い」という巷に流布している「常識」を検証し、現代の日本人では「むしろコレステロール値を上げるべき」という結論に達している。著者は医療ジャーナリスト。論考の中ではもちろん医師の見解を多数引いているが、著者自身の資格では何とも言えないところだろう。必要がないのに多額の医療費をかけてコレステロールを下げているというのが事実なら許し難いことであるが....。