佐藤しんり「光触媒とはなにか」講談社ブルーバックス(2004年) ISBN:406257456X

 巷で話題になっている光触媒。実は誤った理論の解説がとても多いのだと指摘する、研究先駆者の著者による詳細な紹介本。内容的にかなり高度で、化学に相当関心が強くないと理解するのは困難かも知れません。
 一番身近な光触媒は「植物による光合成」だそうな。科学的発見の遙か前から、我々が生きていく上で光触媒は欠かせないものだったわけだ。