小林弦彦「旧暦はくらしの羅針盤」生活人新書(2002年) ISBN:4140880546

 1872年に廃された旧暦=太陰太陽暦を見直そうと提唱する本。六曜をばかばかしいものとして
切り捨てる部分はお見事。二十四節気など季節感あふれる事象についての解説は勉強になる。旧暦の閏月により季節を補正すれば「異常気象」を説明できるとする部分に関しては、私なりに解釈してみると「秋の訪れは早くなりそう」ということになりそうだが、果たしてどうなりますか。
 四季のある国に生まれて良かった、としみじみ思う。