向一陽「日本 川紀行」中公新書(2003年) ISBN:412101698X

 日本の5つの大河川の源流から河口までをたどり、流域の自然と開発、人々の営みなどを様々な角度から見つめた一冊。かつては川と共生していた人間が、経済活動優先のために川を痛めつけている状況は全国共通の現象である。その一方で、川を再生し日々の生活と関連づけようとする動きも広がっているようだ。
 鉄道全線乗車の旅で訪れたところも何ヶ所かあり、懐かしく思い出した。