黒井克行「男の引き際」新潮社新書(2004年) ISBN:4106100746

 いつかは誰にでも訪れる「引退」「退職」の日。表舞台から退いた人々のさまざまな事例を元に、晩節を汚さぬ引き際とはいかなるものかを考察している。本文中で紹介している中では、特に本田宗一郎氏と藤沢武夫氏のやりとりに心を打たれた。
 「終わりよければすべてよし」……そんな言葉が頭をよぎる。