平岩正樹「がんで死ぬのはもったいない」講談社現代新書(2002年) ISBN:4061496115

 がん治療最前線で働く著者。健康保険制度のために効果的な治療(抗ガン剤)が受けられない患者を救うため、外科医である著者はギリギリの努力を重ねている。臨場感溢れる文面の行間から、患者の「生きたい」という希望とそれを誠実に叶えようとする著者の思いが伝わってくる。
 もし自分がガンだったら、一刻も早く告知されたいものだ。