ラース・スヴェンセン「退屈の小さな哲学」集英社新書(2005年) ISBN:4087202909

 ノルウェーの哲学者である著者が、古今の著作・音楽・映画などから「退屈」にまつわる記述・表現を集め、その本質を検証した一冊。哲学の翻訳書ということもあってか言葉が難しく、(大変申し訳ないことだけれど)この本そのものが「退屈」を体現しているかように思えた。