矢幡洋「とにかく目立ちたがる人たち」平凡社新書(2006年) ISBN:4582853064

 芸人、政治家など、若者に限らず目立つことを良しとする人間が増えている。著者はそれを演技性性格者(ヒストリオニクス)と自己愛性性格者(ナルシスト)とに分け、その思考形態を分析して如何なる理由により彼らが「目立ち」の行動をとるのか、そして彼らの行く末を考察している。
 著者と同様、ワタクシも極度の目立ちたがり屋には嫌悪を覚える。内面を磨かぬまま外面ばかりを飾り立てる浅はかさに彼らが気づくのはいつのことなのだろうか…。