心の対話者／鈴木秀子

心の対話者 (文春新書)

　日々の生活の中で対話は欠かすことのできないものである。特に悩みや苦しみ、不満を抱えている人との対話は大切であるが、その一方で多くの困難も待ちかまえている。本書では「聞く」ことの重要性とそのための実践的技法を多数の事例とともに紹介している。アクティブ・リスニング、即ち傾聴法は聞き手の価値判断と感情を抑えてひたすら話し手の気持ちにより添うことで、相手を受容し、それにより気づきと癒しをも与えることができる優れた技法であるとのこと。ワタクシも是非身につけたいものだと思いました。