自分のDNA気質を知れば人生が科学的に変わる/宗像恒次

 人の気質はDNAにより3つの人格気質(循環・粘着・自閉)と3つのストレス気質(執着・新奇性追求・不安)の分類に規定され、成長の過程で身についてしまった「トラウマ情報」と現在までの「環境要因」により心を病んだりガンに冒されたりする。DNA気質によるあるべき自分の姿と、現実との乖離がそうした症状をもたらす――著者はそう主張する。遺伝子による運命決定論のようにも見えるし、そもそも「DNA」を持ち出してきただけで科学的なように感じてしまう浅薄な我々の意識が問題なのかも知れません。むむむ。