回想電車/赤川次郎

回想電車 (集英社文庫)

回想電車 (集英社文庫)

ナツイチの季節がやってきたので、対象の一冊を読んでみた。
人生の機微と悲哀を描いた9作を収めた短編集。著者の作品はかなり前(こうした記録をする遙か昔)に読んだことがあり、その頃はおもしろく読ませてもらったものだった。しかしこの短編集、意外なオチはさすがだが、読後感は何とも味気ない。結末に救いを感じられないものが多かったせいだろうか…。