立元幸治「誰がテレビをつまらなくしたのか」PHP新書(2005年) ISBN:4569646263

 ここ数年、テレビ業界は様々な不祥事に揺れている。公共性を問われる一方で、文化的貢献度には疑問が投げかけられている。放送のあるべき姿の理念とは、それを実現するための制作側・視聴者側の心構えとは。NHKで長年プロデューサーとしてテレビ放送制作の最前線にいた著者がテレビの理想と現実について語っている。
 「一億総白痴」となったのは低俗なテレビ番組の影響が多大だと思っている。惰性・習慣でテレビをつけるのはそろそろやめてはどうだろうか。