齋藤滋「よく噛んで食べる」生活人新書(2005年) ISBN:4140881569

 著者によれば、よく噛んで食べることにより、肥満や視力低下、脳の老化など各種障害の防止に効果期待できる。ストレス対抗力もつけることができるという。さらに唾液の効能にも触れ、噛むことが如何に心身の健康作りに寄与するかを縷々述べている。そのため、失われつつある食の躾を取り戻すとともに、「一口30回」噛む習慣を身につけることを提唱している。確かによく噛まずに丸呑みするような食事の仕方は見直すべきだろうが、「早飯早○○芸の内」などとも言う文化を持っている我々としては、一朝一夕には直せそうにありません。