大江秀房「科学史から消された女性たち」講談社ブルーバックス(2005年) ISBN:4062575027

 ノーベル賞受賞に匹敵する研究業績を上げながら、惜しくもそれを逃した女性研究者たち。性差という壁に妨げられつつも一途に研究・実験・理論構築に邁進し、ものごとの心理を究明しようとした彼女たちの姿は立派なものであったという。
 そんな伝記的記述ばかりでなく彼女らの研究成果についても詳細に紹介しているのが本書の特色の一つであるが、水準の高すぎる説明のため、正直なところワタクシにはさっぱり分からないものばかりでした。


【追記】この書物、「盗作」とのことで今年3月に回収・絶版となっていたそうな。
 ワタクシは図書館で借りて読んだのだけれど、困ったものですな。