大人のための嘘のたしなみ/白川道

大人のための嘘のたしなみ (幻冬舎新書)

大人のための嘘のたしなみ (幻冬舎新書)

 一流大学を卒業し一旦は堅気の仕事に就きながら、博打好きの性格からかあくどい金儲け稼業に身を委ねざるを得ない羽目に陥る――そんな破天荒な人生を歩んで作家になった著者による、嘘をめぐる随想録。子供の言い訳から男女の情、政治家のまやかしなど、著者の語る「嘘」は大小様々。「嘘つきは泥棒の始まり」といいつつも「ウソも方便」と言ってのけるが如く、人生に嘘はつきものである。必要悪と割り切るよりも、人生の潤滑油として考えて付き合っていくべきなのだろう。
 ワタクシがついた一番の嘘は……こんなところに書けるわけがありません。