ダメな議論/飯田泰之

ダメな議論―論理思考で見抜く (ちくま新書)

ダメな議論―論理思考で見抜く (ちくま新書)

 世間に溢れる多様な言説や正しいと信じられている「常識」。しかしその中には怪しいもの、間違っているもの、有害なものも少なくない。本書では5つの基準により『ダメな議論』を排除し、価値ある言説を絞り込むことを提唱している。事例の多くが経済政策・経済事情に関わるものではあるが、社会情勢などにも応用は可能だろう。とはいえ、何となく巧く誤魔化されている気にもなるのだが…。そのあたりを論理的に述べることができる人は、本書を読む必要がないのでしょうな。もう一度読み直してみます。