小浜逸郎「エロス身体論」平凡社新書(2004年) ISBN:4582852254

 「私」とは何かという哲学的問いかけに「身体」という面から接近を試みた一冊。読み進んでいくうちに「身体として・いる」というテーゼが良く理解できた。
 売春する理由から臓器移植の考え方まで、知的考察としては興味深いものであった。